"富嶽三十六景"を巡る旅路の最終章！
江戸時代初期に成立し、独特な構図と画法で描かれた"浮世絵"において、"風景画"を大成したのは、生涯で3万点とも言われる作品を手掛けた"葛飾北斎"。自由で斬新な色彩感覚や平面的なタッチは、西洋絵画の巨匠"ゴッホ"にも絶大な影響を与えるなど、その芸術性は世界的な評価を得ている。日本発祥のスポーツブランド"ASICS(アシックス)"は、全国津々浦々の"富士"を描いた北斎の代表作"富嶽三十六景"をフィーチャー。"35周年"を迎えて復刻を遂げた"GT-Ⅱ"をベースに、"東海道吉田"、"東海道金谷ノ不二"、"東海道江尻田子の浦略図"らがリリースされてきた。
シリーズ最終作は、巨大な波に飲まれそうになりながら突き進む三艘の舟と、波間から遠くにそびえ立つ富士、という劇的な構図が、シリーズ屈指の傑作と謳われる"神奈川沖浪裏"。凶暴なまでに荒れ狂う海、一つ一つ異なる形状の波飛沫、藍色を重ねた中に浮かび上がる白い富士など、印象的なディティールを左右二足に大胆に落とし込んだ。インソールやヒールには、前作までと同様に"富士山"を模したアイコンを配置。"北斎"生誕の日である"10月31日"の発売をもって、"富嶽三十六景"を巡る旅は幕を下ろすが、日本の伝統美術を"スニーカー"に取り込むというアシックスならではの技法は、自国の天才浮世絵師の芸術性を見事に描き出し、後世にその名を残す逸足となりそうだ。
日本国内では2022年10月31日より発売予定。価格は14,850円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。
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