時代を超えて愛される、名作ランニングシューズをアレンジ!
1977年に発表したランニングシューズの"LD-1000"は、"LONG DISTANCE(ロング ディスタンス)"の頭文字を冠し、「1年間で1000マイル走れる」という願いが込められた逸足である。"NIKE(ナイキ)"創業者の一人"ビル・バウワーマン"と足専門医によって開発された。足の捩れを軽減し、膝の負担を減らし、腱鞘炎などの生じるリスクを減らす目的で、踵に厚みを持たせたソールをデザインした。発売当初はセールスは好調だったが、正しく足の着地ができないと踵の歪みや膝の故障などが起こりうることが分かった。すぐに創業者のもう一人である、"フィル ナイト"はリコールを出して、クレームに対応する準備をした。しかし、結果的にクレームは出ずに、熱心なランナーや忠実な顧客から労いの言葉が多く掛けられた。新しいことにチャレンジすることは失敗もつきもの、正しく対応したことで新興ナイキはランナーたちから支持を得ることになる。今回はそんな逸話が残る"LD-1000"を現代的な仕様にアップデート。アッパーは温かみのあるキャンバス素材で包み込み、サイドのスウッシュやつま先、踵の補強パーツには毛足の長いスウェードを配置。アッパー全てをブラックで統一することでモダンな印象へ。シュータンのタグには、レトロな雰囲気を醸し出す筆記体の"nike"とオレンジスウッシュ。そしてソールはセイルにすることで年代物の雰囲気を再現している。
日本国内では2024年11月4日にUNION TOKYOにて発売予定。11月13日にナイキ取扱店にて発売予定。価格は14,630円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。