現代アーティストとしてNYを拠点に活躍する"TOM SACHS(トム・サックス)"。2012年に架空の宇宙船打ち上げ計画をテーマにしたインスタレーション"宇宙計画:火星(SPACE PROGRAM: MARS)"を開催した。その際に"NIKE(ナイキ)"とのコラボレーションを行い、車のエアバッグやヨットの帆、宇宙服といったこれまでスポーツウェアでは使ってこなかった素材を採用し、トムの感性を反映したカプセルコレクションを展開。その時にリリースされた"MARS YARD(マーズ ヤード)"が5年の歳月を経て蘇る。
販売された当時は、摩耗試験、強度試験、折りたたみ試験など、すべての試験に合格していたが、実際に使い始めると期待通りではない点がでてきた。一般的なポリエステルよりも強くて軽い素材のヴェクトランは使用しすぎるともろくなる性質をもっていることが判明。履いて破れやすかったサイドやつま先部分を、従来のポリエステルのトリコットメッシュに切り替えて強化を図った。
シューズを履きやすくする赤いストラップも、クロスステッチでタイトに縫い合わせて強固ものへ。アウトソールのパターンSFBのものを使用していたが、都会での着用を意識して凹凸を反転させた。今回はインソールも特別仕様となり、コルクとメッシュの2種類を用意している。
米国では2017年6月8日より、NYCのイベント会場で販売予定。価格は$200。
UPDATE 2017.7.25
日本国内でも2017年7月27日より、ナイキラボ取扱店にて発売予定。価格は23,760円 (税込)。
⇒DoverstreetMarket 7月26日 18時までにWEB抽選応募
⇒NIKELAB ONLINE 午前10時販売開始