90年代の問題作に"SUPREME"のデザインセンスを注ぐ!
ボールの落ち所を読む非凡なセンスで、90年代に7年連続でリバウンド王を獲得した、"DENNIS RODMAN(デニス・ロッドマン)"。乱闘も辞さない激しいプレースタイル、七色に変わる髪型、"マドンナ"とも浮き名を流すなど、コート内外でカルト的な人気を博した。"NIKE(ナイキ)"と契約下では、"AIR SHAKE NDESTRUKT(エア シェイク インデストラクト)”などシグネチャーが与えられるも、契約上のトラブルで突如"CONVERSE(コンバース)"へと移籍。次作として用意されていた"AIR BAKIN(エア ベイキン)"は、主を失った不遇のスニーカーとなった。追い討ちをかけるように、ヒールに描かれた"炎"を模した"AIR"のフォントが、イスラム教の神"ALLAH"を冒涜しているとのクレームが相次ぎ、回収騒ぎも勃発。2014年の復刻時には"NIKE AIR"のロゴへと変更されるなど、異端児"ロッドマン"ならではの問題作となった。
"AIR FOAMPOSITE ONE"、"AIR MORE UPTEMPO"、"ZOOM FLIGHT 95"と、これまでにも90年代のバスケットシューズに新たな魅力を吹き込んできた、"SUPREME(シュプリーム)"とのコラボレーションに採用との一報が入った。3色展開が噂されるも、キラークロスオーバーを駆使した名ポイントガード、"TIM HARDAWAY(ティム・ハーダウェイ)"が、"AIR"のロゴを廃して着用した"ファーストカラー"は、"SUPREME"を象徴するレッドを効かせたカラー。衝撃的な両者の邂逅が、オリジナルカラーを含めた"AIR BAKIN"の復刻ラッシュの狼煙となるのか、今後の動向に注目が集まる。
海外では2023年3月に発売予定。価格は未定。
UPDATE
カラーはブラックとホワイトの2色展開。アッパーはメッシュパネルの上にペブルドレザーを重ね、マットガードにはヌバックを配置。ヒールループには"Supreme"のロゴ、ヒールは"NYC"の炎の刺繍が入る。
日本国内では2023年3月4日より、Supreme直営店にて発売予定。
また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。