韓国の歴史をインスパイアした "WORLD TOUR" の全容が明らかに!
1945年、終戦と共に南北の対立が始まった韓国では夜間の外出を禁止する夜間通行禁止令が出され深夜の韓国の街には人々の姿はなくなった。風俗紊乱といい警官が長髪の若者を押さえつけてバリカンで頭を刈るような閉塞された社会に、一筋の光が差し込んだのは1981年のことだ。アジアで2番めとなるオリンピック開催決定により、旧式の軍隊式統制が見直され、1982年1月5日、ついに夜間通行禁止令は解除されることとなる。奇しくも同じ1982年、"NIKE AIR(ナイキ エア)"を初めて内蔵したキングオブキックス、"AIR FORCE 1(エアフォース 1)"は韓国で製造されデビューを飾った。
すでに一報を伝えた、"WORLD TOUR(ワールドツアー)"シリーズだが、アジアを代表してラインナップされた、"AF1 SEOUL(ソウル)"の詳細が明らかとなった。ベースは夜の韓国の町並みを思わせるカラーを主体に、オーバーレイをブラック、アンダーレイにフェイデッドスプルースのグリーンを配置。シュータンの裏には夜間通行禁止令の解除された、"1982"が刺繍され、ヒールの内側には太極旗と数字をデザイン。サイドのスウッシュはリフレクター仕様となっており、抑鬱された時代から一気に反映の時代へと転換する象徴にも思える。忘れられてはならない韓国の時代の一節を見事に表現した仕上がりとなっている。
海外では2024年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$135。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。