アディダス生誕75年を祝したアニバーサリーモデル!
1920年代、"ADOLF DASSLER(アドルフ・ダスラー)"と兄"RUDOLF DASSLER(ルドルフ・ダスラー)"が共同で立ち上げた"ダスラー兄弟製靴工場"は、後に世界的なスポーツブランドの礎となる運命を辿る。その名が歴史に刻まれることとなったのは、1936年のベルリンオリンピックで、アメリカの陸上選手ジェシー・オーエンスが彼らのシューズを履いて4つの金メダルを獲得した瞬間からだ。しかし、第二次世界大戦後に兄弟の絆は亀裂を生じ、1948年に決裂。これにより、アドルフは自身の名"アディ"と苗字"ダスラー"を組み合わせた"ADIDAS(アディダス)"を設立し、一方でルドルフは"PUMA(プーマ)"を創業した。
その"アディダス"が今年で創業75年目を迎える、そのことを祝してヒールタブに"75"のナンバーを刻み込んだアニバーサリーパックを展開。今作は1972年のミュンヘン五輪に合わせて用意された、トレフォイルロゴを初めて纏った、ランニングシューズの"SL72"がベースとなる。ナイロンメッシュのアッパーは、当時の技術革新の象徴であり、スエードのオーバーレイとレザーのアクセントが、視覚的な深みと耐久性を両立させていた。また、エコテックスのシュータンはその独特な風合いで、製品全体に一層の個性を与えている。ワイドフレアソールの採用により、安定性を確保すると同時に、EVAミッドソールがクッション性を高め、足への負担を軽減する。誕生から半世紀が経ったいま、そのレトロな出立ちにファッション感度の高い人々から注目を浴びている。今作では鮮やかなレッドを差し色に使いレトロな佇まいを引き立てる。ヒールには75周年を讃えるナンバーが入る。
日本国内では2024年8月30日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は14,300円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。