革靴のようなユニークな素材使いで新たな境地を切り拓く!
1984年、"NIKE(ナイキ)"のデザイナーである"ブルース・キルゴア"は、スプリングコイルをシューズに搭載するという大胆かつ斬新なアイデアを構想した。その構想は長年にわたる研究開発の末に"SHOX(ショックス)"テクノロジーとして結実。2000年にバスケットボールシューズ"SHOX BB4"で初登場し、その後ランニングシューズなど様々なモデルに採用され、進化を遂げた。今回のモデルは、2004〜2005年に発売された"SHOX RIDE 2(ショックス ライド 2)"をベースにしている。Y2K時代のランニングシューズに特有のメッシュパネルを主軸に、TPUやレザーの補強パーツでケージ状に覆い、ランナーのパフォーマンス向上を図る設計が施されている。リアには象徴的な"ショックス"、フォアには"ビジブルエア"を搭載し、新旧のクッショニングテクノロジーを融合。ナイキの技術の粋を集めた贅沢な一足だ。当時はローテクモデルがトレンドとなり、このモデルはあまり注目されなかったが、2022年に"SUPREME(シュプリーム)"とのコラボレーションによって再びファッションシーンで注目される存在となった。
今回の新作では、革靴を思わせるブラックで統一された重厚感のある仕上がりに。通常はTPU素材が使われる箇所をレザーのエンボス加工で再現することで、より上品なシルエットを実現。さらに、各パーツのエッジには茶芯を残すことで、さりげない奥行きと立体感を生み出している。オリジナルモデルがランニングシューズであることを忘れさせるような素材感が魅力を放つ。
海外では2024年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$190。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。