レトロな中にも個性を感じさせるカラーリング!
1970年代、アメリカで巻き起こったランニングブームに乗じて、創業間もない”NIKE(ナイキ)“はランニングシューズ市場での地位を確立するべく、さまざまなモデルを次々に発表した。その中心にいたのが、ランニングコーチでもあった共同創設者の”BILL BOWERMAN(ビル・バウワーマン)”。彼はコーチの視点のアイディアを活かし、朝食中に目にした”ワッフル”から発想を得ると、焼き型を使用して試作を繰り返し、優れたグリップ力とクッション性を実現する”ワッフルソール”を開発。このソールは、“OREGON WAFFLE(オレゴンワッフル)“や”WAFFLE TRAINER(ワッフルトレーナー)“などの名作に採用され、ランニングシーンに革新をもたらした。
その系譜に連なる”LD-1000”は、1976年に登場。“LD”は”LONG DISTANCE”の略で、「年間1,000マイル走れる」ことをコンセプトに掲げた。軽量で足にすぐ馴染む快適なフィット感を実現するために、アッパーには通気性と耐久性に優れたナイロン素材を使用。つま先や踵、アイステイにはスウェードで補強が施され、サイドには70年代のナイキモデル特有の太いスウッシュマークがあしらわれている。流れるような美しいシルエットはタイムレスな魅力を放ち、いまもなおファッション好きを惹きつける。
最新カラーはレトロな印象を引き立てるカラーブロッキングが特徴。チョコレートブラウンのメッシュパネルと、補強に同色のスウェードを採用。さらに、サイドにはピンクを差し込んでスニーカーの表情にメリハリを効かせたデザインが魅力を放つ。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$100。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。