スタンダードな魅力があふれるモノクロームカラー!
1977年にリリースされたランニングシューズ“LD-1000”は、“LONG DISTANCE(ロング ディスタンス)”の頭文字を冠し、「1年間で1000マイル走れる」という願いを込めた一足。NIKE(ナイキ)創業者の一人である“ビル・バウワーマン”と足専門医によって開発され、足の捩れや膝への負担を軽減し、腱鞘炎などのリスクを抑えるために踵に厚みを持たせたフレア状のミッドソールが採用された。当初はセールス好調だったものの、正しい足の着地ができないランナーに膝や踵の故障が起こりうることが判明し、リコールを決定。しかし実際には大きなクレームは寄せられず、むしろ“チャレンジに失敗はつきもの”という激励の声が多く届き、的確な対応を取ったことで新興ブランドだったナイキはさらに信頼を得ることになる。
そんな“LD-1000”がライフスタイル向けに復刻し、ノスタルジックなフレア状ミッドソールや“1年間で1000マイル走れる”というロマンあふれるコンセプトが再び注目を集めている。今回はベーシックでファッションにも取り入れやすいブラックとホワイトの2トーンカラーが登場。往年のメッシュアッパーに補強としてスウェードを配置し、スウッシュ部分にはレザーを使用して色合いを切り替えることで、大人びた落ち着きのある足元を演出してくれる。
海外では2025年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$100。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。