究極のバスケットシューズが誕生間近のようだ!
アディダスが開発を進めている"FUTURECRAFT 4D(フューチャークラフト 4D)"。独自の3Dプリンターを使いミッドソールを生成する最先端テクノロジーとなる。液状樹脂に紫外線をあてて硬化させながら立体的な格子状のミッドソールを作り出す。材料を変えることでクッション性、反発性、透明度を自由にアレンジでき、一人ひとりのニーズに合わせたデザイン設計が可能となっている。これにより従来の製造期間を3分の1に短縮できるほか、余分な廃材を生み出さないエコなデザインでも話題を呼んでいる。
すでにランニングシューズは極少量だけ販売され、2018年2月にはY-3とのコラボレーションの"RUNNER 4D(ランナー 4D)"も登場した。今回は2年前までナイキの元デザイナーで、現在はアディダスの副社長兼クリエイティブディレクターを務める"MARC DOLCE(マーク・ドルチェ)"のINSTAGRAMにて、"FUTURECRAFT 4D"をバスケットシューズにも落とし込んだプロダクトを掲載。そこには格子状のミッドソールに加え、サイドの補強パーツもプリンターを使ったデザインのものが見て取れる。また違うポストには1955年に誕生した"BASKETBALL"をはじめ、歴代の名作バスケットシューズの"PRO MODEL"、"TOP TEN"、"EQT STREETBALL"、"KOBE 1"、"KB8 II"のシルエットはそのままに、ミッドソールを"FUTURECRAFT 4D"にしたモックアップも載せられている。
アディダスは2018年には10万足以上、2019年には生産スピードを上げて100万足以上を3Dプリンターで量産する計画を立てている。もしかしたらこれらのモデルが一般販売される日が間もなく訪れるかもしれない。新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのLINE@などでも報告したいと思う。