1998年6月14日、NBA史に残る伝説が生まれた。NBAファイナル第6戦、残り5秒で1点ビハインドの絶体絶命の状況、ボールを持ち左45度からドライブ始めたジョーダンは絶妙なクロスオーバーからジャンプシュート。美しい放物線を描きボールがネットに吸い込まれた。数々の偉業を成し遂げてきたジョーダンのキャリアの中でも出色の一投。優勝をつかみ取ると同時に自らの引退の花道も飾る"LAST SHOT"として後世に語り継がれている。
この試合で着用していたのが"AIR JORDAN 14(エアジョーダン14)"だった。本来であれば"AIR JORDAN 13"の着用が通例だったが例外的に翌シーズンの最新作を前倒しで着用。優勝したら引退と決めていたジョーダンの決意の表れだったのかもしれない。ジョーダンの愛車であったフェラーリからインスピレーションを受け製作。流れるようなフォルムにはエンブレムを象ったロゴやタイヤのグリップパターンなど、フェラーリのパーツを模した高いデザイン性を感じさせるシューズとなった。
本作はアッパーを気品を感じさせるサンドベージュで彩色。ミッドソールには清潔感を感じさせるホワイトで染め、ハイテク感満載のシルエットをよりエレガントな印象へと導く。シューレースとライナーはブラックで引き締め、ヒールにはエアジョーダンシリーズの定番カラーインフラレッドを用 いてアクセントをつけた。発売から20周年のアニバーサリーイヤーを迎える2018年、新たな魅力をたたえてのリリースとなりそうだ。
2018年5月15日よりジョーダンブランド取扱店にて発売予定。価格は$190。詳細な発売情報が掴め次第、スニーカーウォーズのLINE@などで報告したい。